FANG+、S&P500トップ10、米国グロース株式メガ10、ナスダック100の比較

米国株の主要な「集中投資型」指数(FANG+、S&P500トップ10、米国グロース株式メガ10)と、代表的なハイテク指数である「ナスダック100」の比較をまとめました。それぞれの指数は「米国株の勝ち組に投資する」という点は共通していますが、「銘柄の選び方(濃さ)」と「投資比率(重み)」に決定的な違いがあります。特にNYSE FANG+米国グロース株式メガ10は「均等加重(10社に同じ金額)」を採用しており、S&P500トップ10NASDAQ100の「時価総額加重(大きい会社に多く投資)」とは値動きの性質が異なります。

4つの指数の特徴・違い

特徴NYSE FANG+S&P500トップ10米国グロースメガ10NASDAQ100
構成銘柄数10銘柄10銘柄10銘柄100銘柄
選定基準次世代テクノロジー
&テック・リーダー
S&P500の時価総額
上位10社(無条件)
大型グロース株の
上位10社
NASDAQ上場の
金融除く上位100社
配分比率均等加重
(各約10%)
時価総額加重
(1位・2位の影響大)
均等加重
(各約10%)
時価総額加重
銘柄入替四半期ごと
(アクティブ要素あり)
年1回 + 随時
(自動的)
四半期ごと年1回 + 随時
セクターハイテク 100%ハイテク + 金融・複合ハイテク + 決済・製薬ハイテク主体
リスク/リターン極大大〜極大中〜大

NYSE FANG+ 指数

  • 特徴: 「テクノロジーの最先端」に賭ける指数です。固定の6銘柄(Meta, Apple, Amazon, Netflix, Microsoft, Google)に加え、その時々で最も勢いのある4社を採用します。
  • 現在の構成(例):
    • マグニフィセント7の一部(Apple, MSFT, Amazon, Google, Meta, Nvidia)
    • 独自銘柄: Broadcom, CrowdStrike, ServiceNow, Netflix
    • 注意点: テスラが含まれるかは四半期ごとの判断によります(2025年時点では除外や入替の可能性があります)。
  • 強み: 均等加重のため、CrowdStrikeのような「中位の急成長株」が株価を牽引した時の爆発力が凄まじいです。

S&P500トップ10 指数 (Tracers S&P500トップ10など)

  • 特徴: 米国市場の「王様」トップ10です。業種を問わず、とにかく時価総額が大きい企業を選びます。
  • 現在の構成(例):
    • Top 3 (約50%超を占める): Nvidia, Apple, Microsoft
    • その他: Amazon, Google, Meta
    • 独自銘柄: Berkshire Hathaway (バフェットの投資会社/金融), JPMorgan Chase (銀行), Eli Lilly (製薬) などがランクインする可能性があります。
  • 強み: ハイテクだけでなく、金融やヘルスケアのトップ企業も入るため、ハイテク暴落時に多少のクッション性があります。

Solactive US Growth Mega 10 Select (ニッセイ・S米国グロースなど)

  • 特徴: FANG+のライバル的存在。「S&P500トップ10から成長率の低い企業(銀行など)を排除し、成長株だけでトップ10を作る」というコンセプトです。
  • 現在の構成(例):
    • Mag7の多く(Nvidia, Apple, MSFT, Amazon, Google, Meta, Tesla)
    • 独自銘柄: Visa, Mastercard (決済), Eli Lilly (製薬)
    • 除外銘柄: Berkshire Hathaway, JPMorgan, Exxon Mobil など
  • 強み: 均等加重のため、FANG+同様に高いリターンを狙えますが、FANG+ほどネット/SaaS株に偏らず、VisaやLillyなど「手堅い成長株」が含まれるのが魅力です。

NASDAQ100 指数

  • 特徴: 米国ハイテク投資の王道ベンチマーク。
  • 構成: 上記のトップ銘柄に加え、Costco, PepsiCo, Adobe, AMD, Intelなど90銘柄が脇を固めます。
  • 強み: 特定の1社が暴落しても、残り99社でカバーできる**「分散効果」**が最大のメリットです。

パフォーマンス比較(イメージ)

直近(1年〜3年)の傾向としては、以下の順列になることが多いです。

[リターン(上昇力)]

FANG+ > メガ10 > S&P500トップ10 > NASDAQ100

  • 解説: 上昇相場では、小型(といっても超大型ですが)の銘柄にも均等に10%配分するFANG+とメガ10が強さを発揮します。S&P500トップ10は、動きの重い金融株などが足を引っ張ることがあります。

[リスク(下落耐性)]

NASDAQ100 > S&P500トップ10 > メガ10 > FANG+

  • 解説: NASDAQ100が最も安定しています。FANG+は1銘柄が20%暴落すると、指数全体が即座に2%下がるため、ボラティリティ(変動)は非常に激しいです。

まとめ:どれを選ぶべきか?

あなたのスタンスおすすめ指数理由
最強のリターンを追求。リスクは厭わないNYSE FANG+「次のNvidia」になりうる準トップ層(CrowdStrikeなど)にも10%投資できる唯一の指数だから。
成長株に集中したいが、FANG+はITに偏りすぎて怖い米国グロース
メガ10
FANG+の爆発力を持ちつつ、VisaやEli Lillyなど「IT以外の成長株」にも分散できるバランスの良さがある。
S&P500の上位層だけを濃く持ちたい(バフェットも好き)S&P500
トップ10
バークシャーやJPモルガンなど、IT以外の「米国経済の柱」も含めてトップ企業を保有できる。時価総額加重なので「勝者」に自然と多く配分される。
ハイテク投資はしたいが、長期で安心して持ちたいNASDAQ10010銘柄への集中投資は個別株リスクが高すぎるため、100社への分散でリスクを抑えつつS&P500超えを狙うのが無難。

FANG+とメガ10は「均等加重」であるため、リバランス(定期的な比率調整)の効果(上がった銘柄を売り、下がった銘柄を買い足す)が強く働き、ボックス圏や上昇トレンドでの押し目買い効果が期待できます。一方、S&P500トップ10とNASDAQ100は「順張り(上がった銘柄をさらに保有)」の性質が強いです。

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