ROBO PRO とSBIラップの比較

2022-09-12

FOLIO が運用するAI技術を利用したおまかせ資産運用のロボアドには、ROBO PRO と SBIラップ の2種類あります。どちらも同じ設計で同じパフォーマンスが期待できるのでしょうか? 両者を比較してみましょう。

ROBO PRO と SBIラップ の違い

FOLIO 中の人による ROBO PRO と SBIラップ の比較表です。公開無料セミナーでお話しされていました。

ROBO PRO と SBIラップを7つの項目で比較しています。主な違いとして3つあるのではないでしょうか。

AIの寄与度

まずはAIの寄与度です。どちらもFOLIOによる運用ということで、AI技術を利用したロボアドに違いはないのですが、両者を比較すると相対的に、ROBO PRO の方がAIの寄与度が高く、SBIラップの方が低いとのこと。詳しくはわかりませんが、SBIラップの方は時に人間の判断が入るケースがあるということでしょうか。リアロケーションのタイミングや比率などを観察していきたいと思います。

組入銘柄数

次に組入銘柄数です。ROBO PRO は2〜8銘柄と変動するのに対し、SBIラップは8銘柄固定の設計となっています。究極の話、ROBO PRO のポートフォリオは時に2資産になることがあるということですね。例えば米国株式50%、ゴールド50%、その他資産ゼロ、という感じですね。対して、SBIラップは必ず8資産を保有します。今までの実績では最低保有率は2%のようです。推測ですがこの商品設計の背景としては、SBIラップは長期コア投資の意識が強く、ROBO PRO は若干ながら、短期サテライト投資の意識があるのかもしれません。

手数料、ETF売買コスト

最後はコストです。手数料は一見、ROBO PRO が高く、SBIラップが安いように見えますが、ETF売買コスト方針を見る限りでは、SBIラップでも相当のコストがかかる場合があるようです。これは資産構成(ポートフォリオ)や、リバランス・リアロケーションの頻度によって変動するので、どちらがお得かどうかはちょっとわからないですかね。

結論

結論としては、ROBO PRO でも SBIラップでも、利用者の都合でどちらを選んでもよくて、どっちがお得。ということはないようです。実際、FOLIO の中の人も「どちらを選んでもお得になるよう設計しています!」と説明されていました。この後差がつくとすると、NISA対応やポイント連携、最低投資額などの要素かもしれませんね。

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