時間を味方につける投資戦略

資産運用でタイミングを計らず、なるべく早く始めるメリットは以下の3つです。

  • 長期投資で「時間」の力を最大限に活用できる
  • タイミングを計ろうとするよりも、マーケットに参加する機会を逃さない
  • 少額から始められる

それぞれのメリットについて詳しく説明します。

長期投資で「時間」の力を最大限に活用できる

資産運用では、投資期間が長ければ長いほど、時間の力によってリターンを大きく伸ばすことができます。

例えば、1993年8月末から2023年8月末までの30年間で投資を行ったときの各運用期間の最大/最小リターンを比較すると、運用期間が15年を超えると、どんなに悪いタイミングで運用を開始したとしても一定のプラスリターンを確保できていたことが分かります。

これは、世界全体では人口成長が続くと予測されており、技術革新も常に進んでいるため、長期で運用を続けるほどその恩恵を享受できると考えられるからです。

タイミングを計らないことで機会損失を回避

タイミングを計って、上昇する前に投資し、下がる前に投資を止めることができれば良いですが、このようなタイミングを正確に予測するのは非常に困難であり、少しでもタイミングを誤れば、大きな代償を伴うこともあります。

例えば、1993年8月末に世界株式に100万円を投資して2023年8月末までの30年間保有したとします。このとき、30年間(360か月)長期保有した場合と30年間のうち月間リターン上位5つの月のみ保有せずそのリターンを逃してしまった場合との資産推移を比較すると、30年間(360か月)長期保有した場合は12.4倍の約1,248万円になりましたが、30年間でたった5か月(30年間のうち月間リターンが上位の5か月)を逃してしまっただけで約538万円と40%以上もパフォーマンスが悪化してしまう試算結果となりました。

このように、タイミングを計って運用を続けると、思わぬところで大きな機会損失をしてしまう可能性があります。

少額から始められる

積立投資や自動投資機能などを活用すれば、少額から始めることも可能です。

例えば、AI投資の ROBO PRO では、初回投資金額の平均は約48万円ですが、半数以上の利用者が積立設定しており、その平均積立金額は約3.6万円です。結果、追加・積立投資を含む平均累積投資額は約127万円となっています。

このように、少額から始められるため、資産運用へのハードルが低くなります。

まとめ

資産運用では、長期目線で「時間」を味方に付けることが肝心であり、そのためにもタイミングを計るのではなく、できる限り早くマーケットに参加してなるべく長く”居続ける”ことが重要です。

もし「すぐに」「まとめて」投資をするのは心理的にハードルが高ければ、まずは小さな金額で始めて、積立投資等で時間を分散しながら徐々に資産を積み上げていく方法がおすすめです。

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